2016年10月31日月曜日

2016-10-30大峯:大普賢周回+山上ヶ岳

ここ数日で一番天気良さそうな紅葉季節の日曜日。
多分人出は多かろうと予想するも、奥駈へのアクセスが手っ取り早い和佐又へ行くことにした。

まだ暗い中、奈良市から天理へと169を南下してると、サイレン無しで赤いランプを回した救急車がゆっくりとしたスピードで右折して車の前に入った。なんか様子変だなと思っていると数百メートル進まないうちに現場に到着。2台の車が正面衝突して道を塞いでいる。数分前に事故は起きたんだろう。外に出て野次馬的に遠巻きに見ていると、事故の様子を額から血を流した当事者が説明している。「最初に前を走っていたトラックにぶつかり、そのはずみで反対車線に飛び出したらやって来た車とこうなった」との事だ。確かにトラックも少し離れて停まっている。状況は何となくわかったが、なぜそうなったのかは理解不能だ。事故車両の脇にかろうじて車1台通れるスペースを見つけたので、そこをすり抜けて前に進んだ。


7時前、和佐又に到着すると驚いたことにいつもの駐車スペースが満車状態(@_@)
ヒュッテへどこに停めればいいか聞きに行くも誰もいない。
どうしたものやらと当たりを見わわすと、駐車場とテント場を仕切っているロープのテント場側の芝生の上にも1台車が停まっているのを発見。それじゃ申し訳ないが私も便乗しようと横に停めると、後から登ってきた車がどんどん横に横に駐め始めた(^c^;;(下山後ヒュッテの人の話を聞くと多い時はそうしてるのだそうだ)

それでも大普賢への登りは思ったほど渋滞せずにすんだ。
一応山頂で弥山を望んで、さっさと奥駈道を北上。
ここは誰にも会わず一人旅を楽しめた。
山上ヶ岳手前で、多分お笹の宿で一泊された二人一組に出会ったのみ。



折り返して、水太覗でおにぎり休憩。
紅葉が今一つの今年でも、ここからの眺めは絶景だ。
しかし多くの人は大普賢の山頂で満足してしまってこの景色を知らないんじゃないかな。
このスケールを写真にするには広角レンズを使うだけでは足りなくて、アンドレアス・グルスキーのような手法がいると思う。
少しでもイメージしてもらえるように、写真と動画を載せてみます。
こんな色彩が、動画をはみ出した範囲を覆ってます。
この景色は、水太覗の中でも南の端に立った時にちょうどピンポイントで見ることが出来ます。




稚児の宿


七曜岳過ぎたところ、この谷の紅葉もスケール大きい。


和佐又への分岐から少し降りた木の根の急坂で、一人のハイカーさんが息を切らせてやっと登ってきた~と言うので、時間的にも周回大丈夫かと声をかけると、小坪谷へ降りるのだという。お気をつけてと別れたが、そんなコース取り今まで考えたこともなかったと少し驚いた。

また少し降りていくと一人のシルバーハイカーさん。
ルートを外れかけてたので声をかけると、水太林道の途中に車を停めて、タイタンの方へ登り降りるところだという。大阪から3年ぶりにやって来たそうだが、これまた変わったコースを行かれるもんだと感心させられた。

無双洞に着くと、黒いウエットスーツを着た若者たちがぞろぞろと洞から這い出してきた。
どうやらツアーのよう。(帰って「無双洞 探検」で検索すると詳しく動画をとってる方も発見(笑))荷物は持ってないし、まさか和佐又からこのスーツ姿で来ないだろうし、まあ私の興味の範囲外なのでスルーした。


和佐又の駐車場は、どうやら芝生のテン場の半分の範囲まで3列ほどに広がったようだった。

7:15発、15:45着(8時間30分)
なんだか、色んな人達を見た日となった(-ω-)





感謝。











2016年10月21日金曜日

2016-10-20大峯:八経ヶ岳x2

9月に落とした体力を回復させるために、
今回は坂を昇り降りしたいとルート設定を思い描いた。
もちろん、お山は大峯。

西口から八経ヶ岳へ登って、レンゲ道を金引尾根分岐まで下り、
登り返して弥山から狼平をピストンして、
理源大師に降りてからもう一度弥山をピストンして降りる。。。どうかな(^o^;

いつものように天川村役場へトイレを借りに行くと、警察関係の方々が集っている。
もしかして、9日に弥山で遭難された方の捜索?
なんか、神妙やなぁ。
もう10日も経ってるけど、どこを探すんだろう。。。

しかし、自分が山行を自粛する事はないだろうといつものようにと言うかいつも以上にダラダラ準備して

7時半西口発。

久しぶりのお山で、体の中のドロドロの血液がギュウギュウ押し流される感覚。
最初に無理するとその日一日動けなくなるので、動ける範囲で辛抱。

奥駈出合までの急登は、かなり手が加えられていた。
土砂流れ防止の木板、石組、トラロープでのルート指示、木組みの階段等など。
ボランティアで出来るレベルではないので、村の施策なんだろうか。。。

奥駈出合から稜線の紅葉は、前情報通り今年はダメだ┐(´ー`)┌
葉っぱが日に焼けて焦げてる感じ。


弥山辺りまで登るとガスを抜けて青空が見えてきた。
八経ヶ岳もきれいに望めた。


弥山小屋前には、捜索隊の方々がおられた。
この方々は役場前でお見かけした方々だと思う。
おそらく、バンで移動して布引谷から運搬用トロッコに乗って登ってきたのだ。
弥山に登る途中、あまり聞いたことのないエンジン音が響いていたし。


八経ヶ岳の頂上で一休みしていると、捜索隊の方々も登ってきた。
東の急斜面も探すんだろうか、聞いてみたかったけど、
興味本位で尋ねるのも失礼なので黙って立ち去った。


レンゲ道を下っているとヘリコプターの音が聞こえだした。
方角からするとトリップ尾根とか探してるんだろうか。。。
その後も弥山川沿いに音がしたり、行ったり来たりしていた。

高崎横手は久しぶり。


金引尾根分岐辺りも、久しぶりだ。


登り返していると、捜索隊x2に続けさまに出会う。
八経ヶ岳で出会った隊がレンゲ道を下ってきたのと、狼平の方から下ってきた隊だろう。
しかし、10日も経って通常の山道を探しても何も見つからないんじゃないの?
それも1隊10名ぐらいいるけど、ただのハイキングになってないの?
捜索の常識が分かってないので勝手な印象だけれど。。。
彼らは、熊渡と川合方面に分かれて降りていくんだろうか。。。


八経ヶ岳へ登り返した時もまだヘリは捜索を続けていた。


6時間を過ぎていたので無理せずこのまま下山することに。
だいぶリハビリできたと思う。

奥駈の稜線の紅葉はこんな感じなので、今週でおしまいかな。


感謝。











2016年10月7日金曜日

2016-10-07大峯:小坪谷からの散歩

大峯は7月18日以来となり約3ヶ月ぶりだ。
低山は暑い時期虫が厄介なのでアルプス遠征を繰り返したのだ。

9月のはじめに北アルプスの表銀座を楽しんだ後は、1ヶ月間お山に行けてなかった。
急に季節が変わって夏バテが出たのか何なのか、
食事が取れない日があったりぐったりしたりを繰り返していた。

来週のはじめも天気崩れそうだったので、とりあえず兎に角無理せず大峯に行く事にした。

と言っても、トン西から八経ヶ岳のメジャーコースでは取り柄がないので、
小坪谷から天川辻に上がって、奥駈道をぶらぶらすることにした。

7時発

小坪谷ルートは、特に変わったところはなかったが、
幾つかの倒木が処理されていて歩きやすくなっていたのと、
ピンクの蛍光テープが増えていたことぐらいかな。

天川辻で15℃ぐらいか。
台高の方からガスが流されてきていた。

立ち枯れた大木が沢山のきのこに覆われていた。
なるべく体に負担をかけないように、のんびり歩く。


一人、一人、二人の翁に出会った。

高塚山の分岐で折り返し。
行者還の水を飲んで今日は早めに降りた。


12時着。(5H)

GPSの記録と比べると山と高原の地図の小坪谷ルートはかなりええかげんやな(笑)
(大川口からのルートも今は通行禁止で廃道です)


正確には、こういうふうに谷を登って、トラバースして、尾根を登って、トラバースして、トラバースして、
最後斜面をエイヤと登って天川辻に達する。
テープや標識があるので迷うことはないと思うけど、ざれたトラバースは一歩一歩気をつけて。特に下り。
決して「途中崩落」なんかしてませんから。(天川辻石標のいたずら書きは早く消して下さいm(_ _)m