2013年7月28日日曜日

2013-07-27大峯:早駈(18)

近場で避暑地はやはり大峯。
それも丸一日遊べるのは早駈コースだ。
いつものように、母公堂近くに折りたたみ自転車をデポして、川合から登る。

今回は、山道のゴミ拾いもしようと、腰にポーチを追加した。

準備していると、小雨が降ってきた。
周りの山々もガスで覆われていて、ちょっと予想外。

最初から気温20℃超えていて最初の登りで、汗が滴る滴る。

林道に出るまでに、ペットボトル1つゲット。潰してポーチへ。

林道の崩落現場は更に拡大していた。

天女の舞あたりのトラバースでは、つい最近巨大な岩が崩落したようで、
岩が転がった痕とぶつかった木が幹を切り裂かれていた。

熊渡への分岐まで2時間半。
なので、みたらい遊歩道を経由してカナビキ尾根を登るのと時間的には変わらないかな。当然か^_^;



なべの耳あたりでは、真新しい木の皮や幹の切れ端が散乱している。
何事かと周りを見ると、どうやら落雷があったようだった。

レンゲ道


八経ヶ岳10時。4時間。いつも通り。ポールに頼ってるけど^_^;
ガスで景色なし。でも取り敢えず写真撮った。





今日は、ハイカーさんあまり多くないようだ。
オオヤマレンゲが終わって一息ついてるんだろうか。

行者還の水は枯れていた。
小屋に引き返し、蛇口から給水。ついでに大休止。

いつものところで写真を撮ろうと被写体を探していると、
ブブブブブブとあまり耳慣れない音がする。
足元をふと見ると、まむし様が臨戦態勢を取っておられる。
尻尾を激しく振って音をたてていたのだ。初めて見た。
知らずにあと一歩前に出たら攻撃されていたかも(@_@)
一歩引くと、危険でないと判断されたのか、背中を見せてゆっくりと去っていった。
あぶないあぶない。





大普賢岳15時。今回も山頂は誰もいなかった。

八経ヶ岳から通ってきた尾根

降りようとすると、大きな特製地図を手にした若者が一人登って来た。
オリエンテーションでもしていたのかもしれない。

午後になっても一向に雨が降らない。スコール期待してたので何だか拍子抜け。

小笹の宿の水も枯れる直前ってところだった。
テント泊の方一人。



大峯山寺は17時に閉まるので、閉まる所を見ようと少し頑張る。
遠くから太鼓の音も聞こえて期待。

1分前に何とかたどり着いたけど、広場では、装束を纏った集団が護摩木を焚いていたのか、
その後始末を始めていた。大峯山寺は開いたまま。今日はこの始末が終わるまで静かにならないだろう。

何だか脱力して、足もつかれたし、参道経由で降りることにした。


6時川合発、18時45分清浄大橋着 12時間45分




ポールに頼りっきり。
右足膝外側をまた傷めた。
でも、ポールを使って、右足の内側親指の方に重心をかけるよう意識すると何とか痛みなく進めた。
足の裏が痛くてしょうがなかった。
ただ、雲ノ平の時のように豆ができそうで痛いのではなく、単なる疲労。

帰って体重を測ったら4kg程落ちていて驚いた。
水は4L程摂取したから、汗などで8L放出したのかな。我ながら汗っかき^_^;

サプリメントは、
トリプルカーボまたはMUSASHIを水500mlに溶かして4つ
アミノバイタル4本、リポビタンD1本、おにぎり3つ
BCAA飴、ミニ羊羹、チョコ、キャラメル多数。

洞川温泉に降りると、行者祭の提灯が道に掲げられて、お宿はとても賑やかだった。



ゴミは、今回飴の小さな袋だったりあまりなかったかな。
実は、前回7月7日の早駈の時に、あまりに心ないゴミの放置を目にして悲しい思いをしたので、今回から拾えるものは拾おうと思った次第。



2013年7月23日火曜日

2013-07-23 5代目マゾヒスト



4代目は、先日の雲ノ平で底の一部が剥がれたが、接着剤でくっつけて使用中。
でも、またすぐに剥がれるだろうから、5代目を買っておいた。
もちろん、色は派手な赤を選択(^o^*)/

約1年毎に買い換えてる感じかな。

底がすり減っても、そうグリップが悪くなった感じしないので、4代目はまだまだ履き倒すつもり
だけど、2013-07-07大峯:早駈(17)の高橋横手でコケたのは、グリップのせいもあったかも^_^;

自分で選んでシューズを購入すると、後悔すること多く経験してるので、
特に遜色ないこのマゾヒストは廃盤になるまで履き続けると思う。

インソールは、こっそりBaneを利用してます^_^;



2013年7月20日土曜日

2013-07-20大峯:弥山川遡行

天川村役場から、みたらい遊歩道を通って熊渡から登る。
帰りは、カナビキ尾根から熊渡に降りて、みたらい遊歩道を戻った。



天気良く、水の流れが清々しい(^o^*)/
4人ほどの単独ハイカーさんも遡行していた。
1年ぶりだけど、新しい鎖が増えたような気がする。

先週の北アルプスの疲労がとれていないようで、右膝や右ハムストリングが痛くなったので、
狼平で引き返した。

行きのアスファルトはなんでもなかったけど、帰りは足の裏が痛くてたまらんかった。  
そのまま登山道を川合へ降りた方がよかったかもw。


05:32発、13:17着 7時間45分
距離23km、累積標高1800m

GPSの高度ログは、不思議な形をしている。ホンマ?(笑)




一の滝



水面



2013年7月16日火曜日

2013-07-12~14北アルプス:雲ノ平(その3)

黒部五郎小舎、夕方には、登山者も何人か到着。本格的な^_^;トレランナーさん達4,5人も到着。
玄関先でアルファ米を料理していたりする。素泊まりなのか。
しかし、こんなところを食料背負ってトレランってありなのか?
つまり、ものすごい軽装備で、非常用のアイテムなしに見える。
彼らは次の日夜明け前に出発したようだ。

朝食は、5時。
4時過ぎからゴソゴソ準備し始めて、ご飯をたらふく食べる。



5時30分出発。
黒部五郎のカールルートは、雪渓で通行禁止となっており、尾根ルートを進む。
深夜、降ったり止んだりしていた雨はちょうど止んでくれている。
天気予報では、9時頃から降り始めるとの事だったので、それまでに五郎を抜けてしまいたかった。



急登を登ると、長い雪渓を進む。
「黒部五郎小舎」と書いてある薪のような木片が目印に置いてあり、迷うことはない。




雷鳥のつがいに出会った。



高度を上げると、両側が切れ落ちた岩場をたどったりで、穂高・槍ヶ岳のルートを思い出した。
雨風強くなくて幸いだった。

黒部五郎岳山頂からは本来展望よく槍ヶ岳も拝めるそうだが、今回は望むべきもない。



赤木岳に近づくに連れて、向こうから登山者がポツポツとやってくる。
皆さん、太郎平小屋からなんだろう。
しかし、この時間あたりから雨風が強くなっていたので、
黒部五郎岳山頂を過ぎた辺りの岩場はかなりキツイのではなかろうか。

北ノ俣岳に着いてしまえば、アルプスはもうおしまい。
ランニングハイ的になり、雨風の中、一人でゲラゲラ笑いながら登頂した。



名残惜しく、何度も振り返って山を降りた。


5時30分発14時30分着
7時間、18km、累積標高差2000m



着くなり、とにかくシューズを脱いで足の裏を開放させた。






2年前の北岳の反省もあり、それほど高度がなくて岩場ばかりでなく適度に進めるコース取りが出来たのは良かったと思う。
今年は例年より雪渓が多く残っていたのはしょうがない。
天気が悪くて見晴らしイマイチだったけど、そうした自然の中を楽しめたと思う。
山荘もこの時期ガラガラで、快適だった。
足の裏のメンテは死活問題だった。帰ってすぐにMaximum Protection Trail Run 1/4 Crewを注文。
足の甲は2日経過しても腫れ上がっている。

マゾヒストもお疲れ様、これはもう買い換えようか、接着剤で補修してみようか^_^;



ともあれ、感動の3日間だった。何度もリピートするだろう。





(おわり)


2013-07-12~14北アルプス:雲ノ平(その2)

雲ノ平山荘は数年前に改築されたようで、真新しい木造の柱と、モダンな内装がマッチしてイイ感じ。
食堂には、静かにジャズを流してる。
入口入った広間では、手作りでもう少し改装するのか木材をノミなどで作業されていた。

靴下の替えが1つしかなく心配だったので、交換し終わったのを水だけで手もみして乾燥しようと乾燥室へ持って行くも、
何だか部屋は湿っていて、誰も衣服をぶら下げていない。
小屋の人に尋ねると、乾燥機が故障で使えないとのこと。
(いや、靴下一足だけのために火を付けれないと言われた)
仕方なく部屋に適当にぶら下げておいた。乾くわけもない。
雨の日だったらどうしたんだろう???

部屋は、10枚ほどの布団があるところに、私と、3人のシルバー登山者の4人で利用。
混雑する時は、一枚の布団に二人の場合もあるので、超極楽気分。
荷物なんかもその辺に開けっぴろげ。



耳栓を忘れて、夜中眠れないか心配だったけど、3人の方は、前日殆ど寝てないとのことで、食後すぐに布団に入って朝までゴソゴソすることもなかった。私の方は、物音が気になったわけではないのにうまく眠れず、1時間毎に目が覚める感じ。ただ、眠れなくとも体を休めることを意識してリラックスできた。

深夜から雨風の音が強く、2日目の天気は期待できそうにない。

朝食は5時。
えっ、また鮭? 別に、、、いいけど。。。



天気が良ければ、雲ノ平周りを朝食前に散策したり、いくつかあるコースをあっちこっちうろついたり、双六岳に寄ったりする予定だったが、この天気では取り敢えず、水晶岳を目指して、最悪、三俣山荘泊でもいいかと6時過ぎに出発。

ガスの中、雪渓にあるペンキ状のマークを頼りに黒部源流を目指していくと、「雪が多いので通行止め」の標識。
そう言えば、山荘でそんな話してたの耳にしたかな。。。他の山荘は、見えるところの白板にコースの状況を掲示してあるんだけど、どうもココでは見当たらなかった。

仕方ないので、祖父岳経由で水晶岳を目指しワリモ北分岐へ向かおうとルートを探す。
しかし、このあたりの雪渓にはマーキングがなく、ルートファインディング出来ない。。。
朝早いので、他の登山者のトレースも見当たらずあっちこっちコンパス頼りにうろついて、一瞬ガスが晴れてそれらしき方向に頂上が見えたので、岩場を無理やり登る。
そう大した距離ではないので何とかなったけど、マーキングぐらいしっかり付けておけよ。
山荘の内装と登山者の安全とどっちが大事やねん。

祖父岳からワリモ北分岐も雪渓が多く、トレイルが埋もれてしまっているのに、マーキングなし(-"-;)
かろうじて、朝早い登山者のかすかな足あとを頼りにガスの中進んだ。。。神経使う。

分岐辺りは、ものすごい強風。
これでは水晶岳はムリだろうけど、時間も早いので取り敢えず水晶小屋まで行って見ることにした。



小屋に入ると、登山者と小屋の可愛いお姉ちゃんが話をしている。
「三俣山荘の方は、鷲羽岳辺りがここよりも風が強いのでお薦めしていません」
はぁ?

「取り敢えず、水晶岳登ろうか」
「そうですね、どれくらい風強いか登ってみて下さい」
へ?

思わず尋ねた、「この強風の中、登るんですか?」
「今登らないと、次、何時登れるかわからないんで」

そうなんだ、こんな強風なのに登れるんだ、
なんて人間バカなんだろう、って思いつつ、自分もザックをデポして空身で行くことに^_^;

こんな強風でガスだらけの中、山頂に登ったって何も良いことないのに、ただのアホと思いつつ、
いや、この状況で頂上をたどる過程を楽しめばいいじゃないと言い聞かせてみる。
3000m級の岩場で雨風打ち付けられながら前に進むって、その先に大事な目的がなければやっちゃイカンやろ。
それを、「登ってみて下さい」「はい」って、どうかしてるぜ(笑)


水晶小屋へ戻ると、昨日雲ノ平山荘でご一緒したシルバーさんと遭遇。
「鷲羽岳の方へ行ってみたんだけど、雨風強すぎて戻ってきたよ、今日はここで泊まります」
えぇっ!まだ10時ですよ。
聞くと、3,4日は余裕持って来てるから良いって。 慣れてらっしゃる。

さて、私は三俣方面へ行かねば。
だめなら、雲ノ平の方から帰るしかない。
天気予報は、明日のほうが天気悪くなると言っていたのでなおさら。

ワリモ北分岐の先は、なるほど間違いなく風雨は更に強い。
前にいた3人の登山者は風にあおられて立ち尽くし、思案している。

私は、ポールを片づけ四つん這い覚悟で姿勢を低くして突き進んだ。
ワリモ岳から鷲羽岳までは、落ちたらアウトな所をこれでもかと雨風に打ち付けられた。
雨も大粒になり、顔に当って痛い。気温がそれほど低くないのが幸いだった。




鷲羽岳を越えれば後は下りで、風もやや弱くなり事なきを得た。
三俣山荘へ着くと、シルバー登山者4人が出てきて、水晶の方へ行けるかどうか尋ねてくる。
一度、鷲羽岳へ登ったけど戻って1時間待機していたそうだ。
行けるかと聞かれても仕方ないんだけど、時間も早いし、低姿勢で行って下さい、お気をつけて!
って、無責任というか、責任ある発言できないっし。。。

三俣山荘はかなり大きな山荘で、外付けで食堂があった。
玄関に入り少し休ませてもらってから三俣蓮華岳へ。
もうお昼近くだし、何かトラブルあってはいけないので、双六岳なんてパス。
明日に余裕を持たせるために、黒部五郎小屋を目指す。

三俣蓮華岳回りも雪渓が多く進みづらかったけど、マーキングはしっかりしていたので、迷うことなく、ガスの中進んだ。



黒部五郎小舎への最後の下りは長い岩場で、膝と足の裏がじんじんするのに耐えつつ、
次の日もあるのでムダな負荷がかからないように進む。

14時到着。



今日もお布団を一枚いただく。宿泊客は今のところ4名。
部屋に入る頃には、また大雨が降りだした。
こんな雨の中、岩場を下らされなくてよかった。

ここは乾燥室充実していたので、ありったけ乾かした。

足の裏はふやけて、ふやけたもの同士が押し付けあって全体にヒビが入ったような深い溝が出来て、ものすごく痛い。
乾いても溝はなかなか修復せず、普通に歩けない状態。

後で到着して、おとなりの布団になった男性登山者さんがトレランに興味を持たれて、
夕食時には、持参の日本酒をご馳走になって山の話を楽しんだm(_ _)m
群馬の方で、高瀬ダムから野口五郎小屋に泊まって、明日は新穂高の方へ行くとの事だった。

天ぷらとか色々、美味しかった。


この日は活動時間は短かったが、かなり疲れた。
17時の夕食後すぐに布団に横になった。

6時30分発、14時着
7時間30分、距離14km、累積標高1300m







(その3につづく)




2013年7月15日月曜日

2013-07-12~14北アルプス:雲ノ平(その1)

7/11(木)先週の早駈の疲労が完全に抜けきれていなかったが、
天気予報を見ると、梅雨明けにもかかわらず、金土は晴れだが日曜から崩れるようだったので、
急遽アルプスへ行くことにした。

行き先は決まっている。
昨年行く予定で練ったけどタイミングを逃したルートだ。 雲ノ平。



昼過ぎに奈良を出発、6時間ほどで飛越トンネルに着いた。
折立からのコースがメジャーなようだったけど、20時から6時まで閉鎖される有料林道を避けた。

予定は、トンネル口から飛越新道を登り、薬師岳、雲ノ平、水晶岳、又六岳、黒部五郎岳の周回。



駐車場には1台だけ止まっていた。深夜に3台ほど増えたか。
後部座席で仮眠して、4時に出発。

昨日、トンネルに到着する手前で、子熊が道路にひょっこり出てきたのに遭遇したので、
今回はしっかりカウベル腰につける。

トレイルはものすごくぬかるんでいて、こんな爪あと?があった。




更に、こんな足あとも:-)



高度を上げていくと、湿地帯が開ける。





8時にようやく太郎平と黒部五郎の分岐に出た。

薬師岳方面



太郎平小屋にはポツポツと登山者がくつろいでいた。

左から、水晶岳、ワリモ岳、その手前祖父岳、多分^_^;


薬師岳へは、一旦キャンプ場に下り、そこから沢沿いに登っていく。



雪渓を登ったり、薬師平から山々の眺めを堪能したり、



北薬師岳


赤牛岳


山頂付近は、日本海からの風が強く肌寒かった。


降りて、雲ノ平方面へ進む。

どちらを見ても巨大な山がそびえ立つ。
沢の水も豊富で、水芭蕉も群生していた。





12時過ぎ、薬師沢小屋手前のカペッケヶ原で靴下を交換した。
足の裏がふやけて痛み出したので。

地図上では、薬師沢小屋ってなんて中途半端なところにあるんだろうと思っていたけど、
そこは黒部川の轟音鳴り響く真ん前の岩場に立てられていて、
ベランダから流れを眺めながら一日過ごせるだろうと思わせるところだった。

吊り橋を渡ると、急登の始まり。疲れた足にはかなり堪えた。

登りきると木道が設置されていて快適に進む。
視界も開け、まさに雲ノ平の様相だ。

三俣蓮華岳、多分^_^;



16時雲ノ平山荘着。
初日12時間の行動で、明日動けるか不安。

宿泊客は7名のみ。
布団を一枚貸して頂けた。
夕食は鮭の香草焼き。






夕方ベランダから山々を堪能。
なかなか雲から顔を出さなかった水晶岳も、夕暮れ直前姿を見せてくれた。




04:00発、16:00着
12時間、距離28km、累積標高差2900m




動画のほうが分かりやすいです^_^;




(その2につづく)